一般財団法人ロングステイ財団は2015年5月26日(火)、毎年恒例の「ロングステイ希望国トップ10」ランキング結果の速報版を発表しました。
それによると、日本人のロングステイ希望国の第1位はマレーシアとなりました。
マレーシアは、これで9年連続でトップの座をキープしており、「ロングステイ先=マレーシア」というイメージはすっかり安定したものとなっています。
ロングステイ先希望国としてマレーシアが人気の理由
ロングステイ財団は2004年度から毎年「ロングステイに関する意識調査」を実施しており、今回の調査は、2014年4月から2015年3月までに、ロングステイ財団が主催や後援したイベント、セミナーの参加者を対象としたアンケートを集計したもの。
2014年度に開催したイベント・セミナーは延べ211回、参加者総数2万1552人。有効アンケート回収は3575枚です。
マレーシアがロングステイ先希望国として人気の理由には、最長10年間有効(更新可)となるマレーシアの長期滞在ビザ「マレーシア・マイセカンドホーム・プログラム(MM2H)」制度が充実していることが挙げられます。
ちなみに、マレーシアの長期滞在ビザ(MM2H)取得者数を国別に見ると、2013年ベースで第1位は中国、第2位が日本となっています。
また、マレーシアの気候の良さ、治安の良さ、医療水準の高さなどが人気の背景にあります。
マレーシアの他にも、ランキング10位以内には、4年連続で第2位となったタイ、そして今回第7位となったシンガポール、第9位のフィリピン、第10位のインドネシア(10位)と、東南アジアの多くの国々がランクインしています。
東南アジアの国々の気候の良さ、アクセスの良さなどが人気の要因として共通しています。
第2位のタイについては、「政情が安定化したことやLCC路線の充実も昨年以降拡大。希望先国のニーズとして高まっています」と指摘しています。
また、ハワイ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、そしてアメリカ本土も昨年に引続きランクインしています。
なお、ロングステイ財団は今回の調査結果をまとめた「ロングステイ調査統計2015」に発売する予定です。
海外ロングステイ希望国トップ10
※順位 (昨年順位) 国名。
- 第1位 (1) マレーシア
- 第2位 (2) タイ
- 第3位 (3) ハワイ
- 第4位 (4) オーストラリア
- 第5位 (6) カナダ
- 第6位 (5) ニュージーランド
- 第7位 (7) シンガポール
- 第8位 (8) アメリカ本土
- 第9位 (7) フィリピン
- 第10位 (10) インドネシア