大阪アジアン映画祭2010にてマレーシア映画の超話題作が上映!

3月6日(土)~3月14日(日)の期間、「大阪アジアン映画祭2010」が、ABCホールと大阪歴史博物館をメイン会場にして開催されます。「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマとした「大阪アジアン映画祭」も、早いもので今年で5回目となります。

マレーシアで大ヒットした映画『パパドム ~パパの味~』が上映! / 2010年3月6日(土)~3月14日

同映画祭では、マレーシアで映画監督、俳優、コメディアン、音楽家、司会者とマルチな才能を発揮するアフドゥリン・シャウキ監督兼主演作『パパドム ~パパの味~』が上映されます。なお、今回の上映が、海外初上映!となります。

『パパドム ~パパの味~』は、家庭をおざなりにしてきた男が家族愛に目覚める様を、笑いあり、涙ありで描いたミュージカル・コメディ作品です。マレーシア映画の新しい波”マレーシア新潮”の代名詞的歌手であるピート・テオが共演していることも見所の一つです。

『パパドム ~パパの味~』は、マレーシアで大ヒットし、マレーシア版アカデミー賞で最優秀作品賞を含む主要賞も総なめしている話題作です。

『パパドム ~パパの味~』は、 3月11日(木)の14:45~16:40(シネ・ヌーヴォ)と、3月12日(金)の18:45~20:55(ABCホール)と2回の上映が予定されています。なお、3月12日(金)の上映前には、歓迎イベント、さらに、上映後にはアフドリン・シャウキ監督を招いての質疑応答も予定されています。

大阪アジアン映画祭2010ポスター

関連企画・ヤスミン・アハマド監督追悼特集!/ 3月12日(金)~3月14日(日)

大阪アジアン映画祭2010の関連企画として、2009年7月に急逝したマレーシア映画のニュー・ウェーブ”マレーシア新潮”の代表的監督であるのヤスミン・アハマド監督の追悼特集が、大阪市九条にある映画館「シネ・ヌーヴォ」を会場にして開催されます。

ヤスミン・アフマド監督は、『細い目』で第18回TIFF最優秀アジア映画賞を受賞するなどマレーシア映画のニュー・ウェーブを牽引しつつ、マレーシアの人気CMディレクターとしても活躍していた映画作家です。

ヤスミン・アハマド監督追悼特集では、遺作となった『タレンタイム』をはじめ、『ムアラフ改心』『ムクシン』、さらに最後の出演作となった『心の魔』(ホー・ユーハン監督)が上映されます。

ちなみに、1958年生まれのヤスミン・アハマド監督は、6歳のときに見た「座頭市」で映画に夢中になった経緯を持つほか、母方の祖母は日本人という出自を持っています。その祖母をモデルに自らのルーツを探る映画も、構想していたそうです。