「大阪アジアン映画祭2011」が2011年3月5日(土)~13日(日)の期間、ABC ホール(大阪・福島)、大阪歴史博物館(谷町四丁目)をメイン会場にして開催されます。
マレーシア映画の話題作『踊れ 五虎〈ウーフー〉!(Woo Hoo)』とリム・カーワイ監督作品『マジック&ロス / Magic & Loss』が
「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマとして開催されてきた「大阪アジアン映画祭」も、早いもので今年で6回目となります。
「大阪アジアン映画祭」は、今年からアジア映画最新作のコンペティション部門を設置。従来からある観客賞に加えて、国際審査員による最優秀作品賞(グランプリ)などを創設する点が目新しいところです!
このコンペティション部門で、応募作品約200タイトルの中から選び抜かれたノミネート作品10本が上映されます。全て日本初上映となる10タイトルがグランプリを競います。
さて、マレーシア関連としてはこのコンペ部門にて、マレーシアで大ヒットした話題作品『踊れ 五虎〈ウーフー〉!(Woo Hoo)』と、日本とも深く関わりのあるリム・カーワイ監督の『マジック&ロス』の2本がノミネート上映されます!
踊れ 五虎〈ウーフー〉! / Woo Hooの上映日程と概要
全人口のうち約25%が華人系と言われるマレーシアですが、マレーシアで製作された商業映画は長年マレー語と相場が決まっていました。
そんなマレーシア主義商業映画界の中で、『踊れ 五虎〈ウーフー〉!(Woo Hoo)』は、マレーシア初の純国産中国語お正月映画として製作。大ヒットした画期的作品です。
内容はと言えば、村の伝統的な踊り「woohoo」を曾祖父から伝授されることになった女の子。4人の友達と祭りに向けて特訓を始めることに……。
監督を務めたのは、新人若手映画作家であるチウ・ケングアン監督。笑いあり、涙あり、ロマンスありの話題作です!
- 上映日時:
3月10日(木)15:45 シネ・ヌーヴォ
3月13日(日)11:00 ABCホール - 制作:2010年/マレーシア
- 上映時間:95分
- 監督:チウ・ケン・グアン
- 出演:ジャック・リム、チェン・キート・ヨク
マジック&ロス / Magic & Lossの上映日程と概要
『マジック&ロス / Magic & Loss』は、大阪で映画を学び、本年度CO2助成監督にも選ばれているマレーシア出身のリム・カーワイ監督の話題作品です。
季節外れの香港のリゾートホテルに韓国と日本から訪れたふたりの女。この出会いは偶然なのか?
出演は、韓国でも大活躍の女優・杉野希妃(『歓待』)、本年度キネマ旬報ベストテン外国映画第1位『息もできない』の監督・主演ヤン・イクチュンと、同ヒロインのキム・コッピです。
- 上映日時:
3月9日(水)11:30~ シネ・ヌーヴォ
3月10日(木)20:00~ シネ・ヌーヴォ
3月13日(日)13:30~ ABCホール - 制作:2010年/日本・マレーシア・韓国・香港・フランス
- 上映時間:82分
- 監督:リム・カーワイ
- 出演:杉野希妃、キム・コッピ、ヤン・イクチュン、他。
3月9日(水)@シネ・ヌーヴォ、3月10日(木)@シネ・ヌーヴォの上映後には、リム・カーワイ監督との質疑応答も予定されています。
また、3月13日(日)13:30@ABCホールの上映後には、リム・カーワイ監督と杉野希妃プロデューサーによる質疑応答も予定されています。
多彩なプログラムでアジアン映画に触れるチャンス!
大阪アジアン映画祭2011全体での上映作品総数は約30~50 本(連携企画含む)、招待ゲストは国内外の映画関係者40~50 人規模。
また、アジア若手の映画作家の作品を上映し、映画人のアジア・ネットワークを推す進める「アジアン・ミーティング大阪」や、アジア地域の話題の映画人をパネリストに招いての「特別講演会」なども、例年と同じく企画されています。
なお、2011 年3 月11 日(金)には、大阪市中央公会堂中集会室(中之島)にて、ウエルカム・パーティもあります!
大阪アジアン映画祭2011の概要
- 開催期間:2011年3月5日(土)~13日(日)
- 開催場所:メイン会場=ABC ホール(大阪・福島)、大阪歴史博物館(谷町四丁目)
サブ会場=シネ・ヌーヴォ(九条)、プラネット・スタジオ・プラス・ワン(梅田・中崎町) - 主催:大阪アジアン映画祭実行委員会
- 大阪アジアン映画祭公式サイト:大阪アジアン映画祭には、映画祭の概要、上映作品、上映スケジュール、料金など詳細な情報が掲載されています。