FIFA女子ワールド・カップ優勝、そしてロンドン五輪出場決定と、なでしこジャパンのフィーバーが続く中、9月21日(水)には、いよいよ男子サッカーのロンドン五輪アジア最終予選のC組初戦が行われます。対するはマレーシアです! 日本は5大会連続9度目の本大会出場を目指しての戦いとなります。
男子サッカー五輪アジア最終予選の相手はマレーシア
ロンドン五輪アジア最終予選では、日本はバーレーン、シリア、そしてマレーシアと同じC組。来年3月までホーム&アウェー方式で戦い、1位チームのみが五輪出場権を獲得する仕組みです。同2位はプレーオフに回ることになります。
9月21日(水)に佐賀県鳥栖市ベストアメニティスタジアムで行われる試合に向けて、U-22(22歳以下)日本代表は9月15日から合宿を熊本市内でスタート。チームは18日まで熊本市内で練習した後、鳥栖市内に移動する予定です。
東南アジアの強豪、マレーシアのサッカーとは
さて、対するマレーシア代表は? そもそもマレーシアのサッカーっって? という疑問が思い浮かびますが、FIFAのランキングで言えば、2011年8月24日時点で日本が15位、マレーシアは146位とかなり開きがあります。
とはいえ、マレーシアはタイと並んで東南アジアではトップクラスの地位を誇っています。2010年の東南アジアサッカー選手権では、見事、初優勝を果たしており勢いがあります。
実際、マレー半島の東海岸を旅行した際には、よくビーチ近くのグランドでサッカーにこうじる若者達の姿を頻繁に見かけたものです。マレーシアではサッカーは非常に人気のあるスポーツです。
国内リーグも盛んで、2003年までは、通称「Mリーグ」として大会1部リーグ(プレミア1)があり、マレーシア14州を代表するクラブチーム(実質的には州選抜)、そして警察、軍隊などの国家機関の4クラブを加えた合計18クラブの総当り2回制でリーグ戦を行っていました。
そして、1部リーグ戦上位12クラブと2部リーグ(プレミア2)の上位4クラブの16クラブが、日本で言えば「天皇杯」に相当するトーナメント戦「マレーシアカップ」に進出し対戦していました。
2004年からは、1部(スーパーリーグ)8クラブ、2部(プレミアリーグ)18クラブとなり、よりスリリングな試合を提供するよう再編されています。
そのため、1部リーグ所属全クラブが成績の関係なしにマレーシアカップの出場権を得るようになり、2部はA、Bの2グループ制(各9クラブずつ)となっています。1部の7、8位クラブと2部の各組1位クラブが翌年度に自動入れ替えとなります。そして、優勝チームとマレーシアカップ優勝チームにはAFCカップ出場権が与えられています。
さて、9月21日(水)佐賀県鳥栖市ベストアメニティスタジアムでの試合はどんな結果に終わるでしょうか? もちろん、テレビの前にかじりつきます!
マレーシアのサッカー関連のリンク集
- Malaysian Super League
- 2004年に創設された、マレーシアにおける国内最高峰のサッカーリーグであるマレーシア・スーパーリーグ / Malaysian Super League の公式サイトです。
- マレーシアサッカー協会 / Persatuan Bola Sepak Malaysia
- 1933年に設立されたマレーシアサッカー協会 / Football Association of Malaysia / Persatuan Bola Sepak Malaysia(略称:FAM)の公式サイトです。
- 五輪への代表チームのサッカー選手の顔ぶれ