2010年9月18日(土)福岡県福岡市中央区天神にあるエルガーラホール7F会議室Ⅰにて、「アジアン・ビッグバン – マレーシア発のアジア映画の新星たち」と題されたマレーシア映画に関するシンポジウムが開催されます。
マレーシア社会の多民族性に注目する、マレーシア映画の新潮流
これは、2010年9月17日(金)~26日(日)の期間に開催される第20回アジアフォーカス・福岡国際映画祭の関連イベントとして開かれるシンポジウムです。
マレーシアは、よく言われているように、マレー・イスラム系、中華系、インド系など、アジア各地から集まった人々が作る「アジアの縮図」です。最近、そのマレーシア社会の多民族性や、その元となる外部世界とのつながりに積極的に目を向けた映画がマレーシアで多く作られています。
この流れは、「マレーシア映画の新潮流」と呼ばれ、映画人の間で注目を集めています。
「マレーシア映画の新潮流」の牽引役であるヤスミン・アフマド監督は2009年7月に亡くなりましたが、その後も若手監督を中心に多くの人々がそれぞれの手法で作品を作り続けています。
マレーシア社会の多民族性に注目する映画作家、あるいはマレーシアの枠を超え、中華世界やインド世界やイスラム世界へと越境する映画作家。こうした試みは、マレーシア映画という枠を超えて、マレーシア発の新しいアジア映画を生み出す予感を感じさせると言われています。
「アジアン・ビッグバン – マレーシア発のアジア映画の新星たち」では、マレーシアの中華系およびインド系の社会と映画を専門とする研究者とマレーシアのウー・ミンジン監督をパネリストに迎え、ビッグバン前夜を迎えたマレーシア発のアジア映画が今後どのような展開を見せるのかを探るシンポジウムです。
アジアン・ビッグバン – マレーシア発のアジア映画の新星たちの概要
- 日時:2010年9月18日(土)16:00-18:00
- 場所:エルガーラホール7F 会議室Ⅰ
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1-4-2 - 司会:山本博之(京都大学) パネリスト:ウー・ミンジン(映画監督)、深尾淳一(映画専門大学院大学)、篠崎香織(北九州市立大学)
- 入場料:無料
- 主催:マレーシア映画文化研究会
- 詳細は、マレーシア映画文化研究会のサイトにて