アメリカのマーケティング会社、ダイナースタンダード社(DinarStandard)が行った「イスラム教徒の人気旅行先ランキング調査」でマレーシアが1位となりました。
2011年のイスラム教徒の海外旅行支出額は1,261億米ドル(約9兆9,082億円)! 世界全体の12.3%!
この調査は、イスラム教徒の観光客992人を対象に、2012年の5月から6月にかけて実施されたもの。
この調査結果によると、1位がマレーシア、2位がトルコ、3位がアラブ首長国連邦(UAE)、4位がシンガポール、5位がロシア、6位が中国、7位がフランス、8位がタイ、9位がイタリアとなりました。
興味深いのが、旅行先を決めるにあたって、67%の回答者がイスラムの戒律に則った食事「ハラルフード」がちゃんと、とれるかという点を最も重要視していることです。
現在、中東のイスラム教徒の間では旅行熱が空前の高まりを見せており、世界中の旅行関係者の注目を集めています。
2011年のイスラム教徒の海外旅行支出額は1,261億米ドル(約9兆9,082億円)にも上っており、世界全体の12.3%を占めています。2020年には1,920億米ドル(約15兆円)にも達すると見込みで、イスラム教徒が海外旅行で費やす金額は、世界的に見ても飛び抜けた勢いで伸びています。
イスラム教徒の旅行者の多くは、バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)など、中東の裕福な産油国からの旅行者です。
こうしたイスラム教徒の旅行熱の高まりを受けて、タイ、シンガポール、オーストラリアなど世界の各都市では、礼拝室やハラルフードなど、イスラム教徒に対応したサービスを整備する動きがあります。
その点、マレーシアは、もともとイスラム教が国教であり、たとえラマダン(断食月)の期間中でも、多くのイスラム教徒の旅行者が訪れる国。 マグドナルドでさえ、ハラルフードのハンバーグが用意してあります!
Malaysia – 010 – KL – Halal Hamburgers / mckaysavage
関連URL
- DinarStandard
- ダイナースタンダード社(DinarStandard)の公式サイト。