2012年2月10日、マレーシア政府観光局は、2011年にマレーシアを訪れた外国人旅行客の統計値を発表しました。 それによると、年間の累計値でマレーシアを訪れた訪問者数は2,471万4,324人。前年比0.1%増という、ほぼ横ばいの数字。マレーシア政府観光局が目標としていた2,500万人には届きませんでした。
また、観光収入は全体で3.2%増の583億リンギ(約1兆4,900億円)となりました。
2011年マレーシアを訪れた外国人旅行客は2,471万4,324人! その内訳は?
ところで、2,471万4,324人という数字を聞いてもピンときませんね。観光業が盛んなお隣の国、シンガポールやタイと比べてみましょう。2月7日にシンガポール政府観光局が発表した2011年のシンガポール訪問者数は前年比13%増の1316万9700人、過去最高値となっています。
また、1月中旬にタイ政府観光・スポーツ省が発表した2011年の外国人のタイ訪問者数は、前年比19.8%増の1910万人です。
こうしてみると、「2011年にマレーシアを訪れた2,471万4,324人」という数字は、前年比0.1%増という横ばいの数字とはいえ、かなり多い訪問者数です。多くの日本人にとっては、タイやシンガポールの方がお馴染みだけに意外かも知れませんが、地域別にみると、ナルホドと思うことも。
国・地域別に旅行者を見ると、トップはシンガポールで1,337万2,647人で半数以上を占めています。2位が213万4,381人のインドネシア、3位が144万2,048人のタイ、4位が125万536人の中国、5位が123万9,404人のブルネイです。そして、インド(69万3,056人)、オーストラリア(55万8,411人)、英国(40万3,940人)と続きます。 シンガポールやインドネシアにとっては、お馴染みの旅行先であることが分かります。
では、日本からマレーシアへの旅行者数は?と言えば、前年比7.0%減の38万6,974人。東日本大震災の影響が伺えます。
参考URL
- マレーシア政府観光局の公式サイトの「Facts & Figures」コーナーと、 「MEDIA RELEASE」コーナーに 詳細なレポートが掲載されています。