マレーシアの旧王宮が一般公開！

2011年11月15日にクアラルンプール北部のドゥタ通りに新王宮が完成した後、閉鎖されていた旧王宮が、2013年2月1日（金）から一般公開されます！　

クアラルンプール南部にある旧王宮が一般公開！/2013年2月1日（金）～

王宮は、言うまでもなくマレーシア国王の公邸です。マレーシアにある9つの州のスルタンの中から、 5年ごとに選挙で選ばれる王様が住まう宮殿です。

首都クアラルンプールの中央駅から南700mほどの所にある旧王宮は、緑の芝生の中に、ゴールドに輝く丸屋根と白壁の建物で、80年余りの歴史があります。

旧王宮は、もともと華人の富豪チャン・ウィンが1928年に15万リンギもの大金を投じて建設。その後、第二次世界大戦中は日本軍、第二次世界大戦後は英国の官舎として使用された歴史を持っています。

その後、スランゴール州が買い上げ、さらに1957年8月31日にマレーシア独立の数週間前に連邦政府が買い上げて、トゥアンク・アブドゥル・ラーマン国王の王宮として使用されました。

以降、2011年11月15日に新王宮が誕生するまでの期間、様々な王室行事、レセプション、晩餐会などマレーシアの国の行事・儀式が行われた王宮は、現在、敷地内に入ることはできないものの、門から見える建物などの外観の眺めは根強い人気があります。ときおり期間限定で公開された折には、王様のお部屋や美しい装飾品などを見ることができ人気を博しています。

マレーシア政府観光局によると、旧王宮は、歴史的建造物として維持していく事が決まったようで、当面は9:00～17:00の開館。館員の引率により観覧ができるそうです。